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クルマ・技術
マツダ、2011年度「日本機械学会賞(技術)」を受賞
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、マツダの研究者5名が社団法人日本機械学会より2011年度「日本機械学会賞(技術)」を受賞すると発表しました。受賞式は4月20日(金)、明治記念館(東京都港区)にて行われる予定です。
これまでガソリンエンジンの高圧縮比化はノッキング(異常燃焼)が発生するため難しいとされていましたが、受賞対象である「SKYACTIV-G 1.3」は、自動車用量産ガソリンエンジンとしては世界一*2の高圧縮比(14.0)を実現しました。今回の受賞では、高圧縮比化した際に、燃料分子内部の結合が点火前に切れて起こる熱発生(低温酸化反応)がノッキング抑制や出力向上につながることを発見し、開発に活用した点などが評価されました。さらに、徹底した機械抵抗低減、マツダ独自のアイドリングストップシステム「i-stop」の改良、無段変速機(CVT)の精密な制御などを行うことで、同エンジンを搭載した「マツダ デミオ」において30km/L*1を実現した点も高く評価されました。
日本機械学会賞は、機械工学と工業の発展を奨励することを目的に、優秀な論文や技術などに対して毎年与えられるものです。日本機械学会の表彰には日本機械学会賞(技術功績・論文・技術)の他に、若い新進会員を表彰する日本機械学会奨励賞や、教育に関する日本機械学会教育賞があります。マツダ社員が日本機械学会賞(技術)を受賞するのは7回目で、これまでに「自動車用ロータリー機関の実用化」、「自動車用ミラーサイクルエンジンの開発」、「自動車用サイド排気ポート方式ロータリーエンジン(RENESIS)の開発」などでの受賞実績があります。
【ご参考】 ■社団法人日本機械学会 ■マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」サイト
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